まーた興味本位ではじめました。随時更新記事です。
見落とし・間違い等があったらごぬんね。

※ アルファベットも多少は読めるようになってきたのでちょこちょこ解読していきます。
※ アルファベット対照表は自家製なので間違いがあるかもしれません。間違いを見つけてくださった方は↓以下の記事に情報提供願います。
実はひらがな文字に関しては原作マンガファンの方がわかりやすい対照表をつくってくださっています。私も大いに活用させていただきました。原作4巻までの解読もされていて面白いですよ。
オープニング
「にっき / ちと」「こけいしょく」
基本事項。
第1話
スープ缶
「こんそめ / すーぷ」
空き缶
「かじついんりょう / みかん」「かじついんりょう / ぱいなっ / ふる」「はんばー-」「かじついんりょう / もも」「くりーむ / -そん」
「果実飲料パイナップル」の文字配置のキテレツさが気になって仕方がない。クリームなんちゃらはすごく気になるんですけど、文字がかすれて読めません。
爆薬
「KAEDE-P」
意味はわからないのですが、現状ではこうとしか読めません。
レーション
「こけいしょく / りょう」
「ぐん / よう」
「MENU / NO.5 / FOOD」
味は裏に書いてあるんでしたっけ。
第2話
日記(夜)
「-きのうはさいごのいっぽんのれ / -ょんをうばわれてしまった。 / -ーのやつくいいじはかりはりや / -て / -げでおなかがぐーなりっ / -しだった。」
「-をもっているくせに、これ / -そうだとかいいやがって / -はなにもぶきもっていない / -んなものいっぽうてきな-」
「なので、いっぱつかいしんのずつ / きをかましてやった。」
「そのごも、こんしんのぱんちをか / ましてやった。」
「なのに、ずっとへらへ- -やがっ / て。」
「おなかがへってきて / もでもたべてみ-」
焚き火のときの。
アニメ版のちーちゃんはやたらと恨みがましい。
本
「あくたがわ」
表題はもちろん『河童』のはずですが、この字体はここと各章題でしか見ることができません。
日記(朝)
「おふろさいこう。」
「そういえば、しごのせかいってし / んだあとは、ほんとうにどうなる / だろう?」
「もししんだとしたらゆーともおわ / かれになるのかな?」
「もしゆーとわかれたとしてゆーは / どうおもうだろう?」
「わたしはゆーがい- -くなったら。。。」
「まあ、こんなことをいまかんかがえ / てもしかたな- -か。そんなことを / かんがえてゆー- -むだなはなしを / していたからのぼせてし / まったんだ- -はきもちい / -」
「ごぬんね」
「なんだこれ。おい、ユー何か落書きしたろ」のシーンと「ごぬんね」のシーンをつなぎ合わせてみました。
なにやらすごくいいこと書いていそうなんですが、残念ながらちーちゃんの手に隠れて肝心なところの大部分が読めません。でもユーにはこれ全部見られちゃっているわけですよね。ちーちゃん赤っ恥。(見られたのと読まれたかどうかはまた別の話ですが)
第3話
給油のときの地図
「KYUUYUTOU」
なんとなくロシア語臭を感じていたんですが、ローマ字でしたね。
塔への道中の地図
「JINKOUMILTUSYUUTI」
「RENRAKUTOU」
「人口密集地」「連絡塔」。
「っ」を「LTU」と表記しているところがカナザワ最大の萌えポイント。
昇降機から舞い落ちる地図
未解読(英字)
そもそもボケすぎで読めません。
第4話
カメラのディスプレイ
「IOS」
「F 5」
ISOならまだわかるんですが、何度読んでもIOS。カメラ詳しくないのでそれぞれの表示の意味はわかりません。
レーションのパッケージ
「ちーず」
ちーちゃん、今日のそれチーズ味だってよ。
碑文
「-KAESITETATEMATURAN」
「-らくじょうどえ いえんのみらいま」
「このじいんはいまからおよそ400ねんまえにたつ / さんにんのかみをまつるこのじいんは」
「-るいちぶにすぎず どうしょくぶつに / ちをもっている おたがいの / -うことがたいせつである」
「あんじゅうのち」
「のうまくさんまんだ ばざら だん せんだ まかろしゃだ そわ- のうまく んまんだ」
寺院の来歴というか、教旨が書かれています。「のうまくさんまんだ~」は不動明王真言ですね。ざっくり解釈すると、ここの宗教は大日如来(に似た何か)を信仰し即身成仏を目指す、真言宗系のようです。
※ ちなみに原作マンガ版の可読部はバリバリの終末思想だったりします。アニメ版『少女終末旅行』全体のディテールにいえることなのですが、このアニメは原作マンガに忠実に描かれているように見えて、実は視点がずいぶん暖かくなっているというか、楽天的なテイストに改編されているんですよね。むしろ原作がやたらダウナー系なだけともいう。特にちーちゃんの表情のつけ方とか行動原理とかの違いが顕著。原作のちーちゃんは楽しい気分のときもっとドライで、辛い気分のときはもっともっとウェットです。
第5話
本棚
「かずいすちか」「もしか」「せんつあまに」「おとのせかい」「しよくりようそうどうについて」「てつとうのかいじん」「いてゆのみ」「うみのかなた」
本棚にいっぱい並んでいるように見えますが、実は重複分を除くと8タイトルだけしかありません。(・・・の、はず)
『カズイスチカ』(森鴎外)、『文字禍』(中島敦)、『センツアマニ』((作)ゴーリキー・マクシム、(訳)森鴎外)、『音の世界』(岸田國士)、『食料騒動について』(与謝野晶子)、『鉄塔の怪人』(江戸川乱歩)、『いちょうの実』(宮沢賢治)、『海のかなた』(小川未明)・・・ですかね? 青空文庫バンザイ。
全然関係ないですが、同じ文字列がたくさんランダムに並んでいると『魔法つかいプリキュア!』の魔法文字を解読していたときのことを思い出します。
食料棚
「とりにく / かんづめ」「ぶたにく/ かんづめ」「ぎゅうにく / かんづめ」「ちょこれーと / つめあわせ」「あいすくりーむ」
「PROTEIN」
+未解読(英字)いくつか
袋入りだろうと瓶詰めだろうと問答無用で缶詰ってことにされているカオス。
空き缶
「こんそめ / すーぷ」「かじついんりょう / みかん」「かじついんりょう / もも」「おにおん / すーぷ」「くらむ / ちゃうだー」
+読めなかったものがいくつか
レーションが多く残っている世界だからか缶飲料も温かいスープが多め。
日記
「こんにちは。わたしはちと。 / -きたのでいまはあま / -ゆーりのやつがなにや / -かんをならべはじめたぞ。 / -んなことするんじゃないだ」
ボカシがきついコマの方を読めばある程度まとまった文章として読み取れそうなのですが、さすがに1行目だけで挫けました。日誌なのに挨拶から書きはじめるちーちゃんカワイイ。つまりはいつか誰かが読んでくれることを前提に書いているんだと思うのですが、ねえ、いつか誰かに読んでもらえたらいいのに・・・。
とりあえずこれだけ断片的でも、たった今目の前で起きている出来事について書かれているということくらいはわかりますね。
※ ちなみに原作でのちーちゃんの日記では「ユーリ」ではなく「ユー」と表記されることが多いようです。
第6話
軍服
「こうくう」「76」
空軍基地ですからね。
・・・この文字が使われだしたのは少なくとも人類が一度文明の崩壊を経験してからのようですので、飛行機はイシイの言うように他都市との交流に使われていたほか、戦争にも使われていたものだと思われます。懲りずにお盛んなことですね。
航路図
「76とうぐんきち」
+未解読(英字)
「東軍基地」なのに航路が西に延びているということは、これは友軍間の輸送航路でしょうか。ということは、イシイが目指した隣の都市も元々はこの都市と同じ、ひとつの国に所属していたのかもしれませんね。
※ 原作では「76くうぐんきち」と書かれており、食料生産施設もここから西の方角にあるので単なる誤植かもしれません。イシイが飛び立ったとき、太陽は向こう側にありましたしね。(つまりあえて夕方に出立したのでなければイシイは東に向かって飛んだことになる) あるいは、単に南を上にして書かれてある地図という可能性も。
日記
「-き?ってやつとひとがあわ / -ひとがこけた。そのひとがいった。 / このひこーきはわたしがつくったのだと。 / そのひとがいった。わたしはいしいだと。 / これが、わたしたちといしいのであい。」
「けってんくらーとをしゅうりしてくれるみた / いなのでついていくことにした。けってんく / らーとをしゅうりするかわりにひこうきをつ / くるのをてつだってくれといってきた。かん / せいしたらいしいはこのとしをでるらしい。」
「とりあえず、ひこーきづく- / ひこーきにのってこのせいかいがどうみえる / のかはきになる。そしてついにけってんく / らーとがなおった。」
「おかえり。」
「そしてまた、ひこーきづくりをてつだう。 / ついにひこーきはかんせいした。」
「いしいはれきしになまえをきざむ。じんるい / さいごのひこうしゃとして。そしてとんだ。」
「そのごつばさがおれおちていくひこーき。」
「だっしゅつしておちていくいしい。そのとき / なぜかいしいはわらっていた。」
「-くなったのか。ゆーはそういっていた。」
「このせいかいがどうみえるのかはきになる」は誤植で、正しくは「この世界がどう見えるのかは気になる」だと思います。誤植はこの手の創作文字に付き物ですから気にしない。
ちーちゃんはこの記録がよほど大切なものだと思ったんでしょうね。文体がいつもより固く、できるかぎり客観的事実のみに絞って記述するよう気を使った様子が見て取れます。(ケッテンクラート愛は例外)
イシイが歴史に名を刻むためには、イシイの他に最低もうひとり、その偉大な挑戦の顛末を見届け記録してくれる人が必要なんです。
第7話
袋
「さとう」
砂糖に賞味期限はありません。法的には消費期限表示の義務がありません。ありませんが・・・もちろん永久に保存できるという意味ではないので悪しからず。アレは一般家庭が備蓄する常識的なスパンを考えたら表示する意味がないというだけの話であって、永久に品質保持できるという意味ではないです。
レーション
「めいしょう / こけいしょくりょう / (れーしょん) / ないようりょう / 150g」
「げんざいりょう / いもふんまつ,さとう,しお,そのた」
雑!
ちなみにカロリーメイト1箱4本入りで80gです。ということはその2倍入っているこのレーションは女の子2人で分けてちょうどいい・・・ように一見思えますが、実はカロリーメイト1箱って400kcalぽっちしかないんですよね。しかも内訳を見ると熱量の半分くらいが脂質由来。(実際食べるとパッサパサですが、意外と脂質たっぷりなんですよアレ)
このレーションの主原料が芋の粉と砂糖――つまり炭水化物のみだとだというなら、熱量はカロリーメイトに比べて重量比3/4まで下がります。1パッケージ150gあたり高く見積もっても600kcal、2人で分けるとひとりあたりたったの300kcalにしかならない計算ですね。
ちなみにちーちゃんたちが15歳くらいだと仮定すると、基礎代謝だけでも1日あたり1300kcalほど消費するはずです。推奨摂取熱量は2200kcal程度。
・・・終末って嫌ね。
※ ところで第1話と表示内容が明らかに違っているわけですが。
第8話
ラジオが入っていた引き出し
「-MUTO」
ボタンが入っていた引き出し
「Y.S.OTANI」
ちーちゃんが指差した引き出し
「Y.HARAGUCHI」
ユーが遺品を返そうとした引き出し
「K.OZAWA」
その他汎用
「M.TODO」「G.SATO」「T.N.KUSANO」「R.ABE」
おびただしい数の人名が登場しているように見せかけて、実は全8種を使い回しています。
一部に日本人らしからぬミドルネーム?がついていますが、作中設定上この文字が使われはじめたのは文明が一度断絶したあとっぽいので、まあ、きっと色々あったんでしょう。
“びう”の瓶
「びう 3201」
「げんざいりょう / みず / ばくが / ほっぷ / 633ml」
何故にわざわざ危険な橋を渡ろうとするのか。麦芽だのホップだの633ml瓶だの、もはや言い逃れ不可能じゃないですかー!
第10話
駅
「A-5」
すぐ上に普通のラテン文字アルファベットで同じ文字列が書かれてあります。この階層都市がつくられた当時はまだラテン文字が使われていて、後に文字ごと文化が断絶したことを窺わせますね。
現代人もA-5駅周辺には一応住み着いていたことがあるということでしょうか。下層と違って現代の文字に置き換えず間に合わせのルビで済ましているあたり、本格的な集落とはならなかったのでしょうけれど・・・。
ちなみに原作ではこれ以降この創作文字は登場しません。(一応、単行本未収録話の図書館にはいくつか収蔵されているんでしたっけ?) どちらにせよ、ここから先のちーちゃんとユーの旅路は終末人類にとってフロンティアの最前線です。・・・さびしい。
第11話
ちーちゃんの日記 左ページ
「わっか」「へんなもよう」
神様の像のスケッチ。
ちーちゃんの日記 右ページ
「しごのせ / かはわからないけど / たくさんいるのはいい」
断片的すぎてちゃんと読めません。
とりあえず、もし死後の世界が本当にあって、そこにたくさんの人がいるというなら・・・それはきっと、さびしい終末をさまよう少女たちにとっては救いのある未来イメージになるかもしれませんね。
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